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2017/03/08お知らせ

眼内レンズに関わる重要なお知らせ

 先日ある週刊誌に、眼内レンズに関する誤った文章が掲載されました。

 

眼内レンズの製法に関する誤った情報は、以下の2点です。

     キャストモールディングス製法による眼内レンズは、レースカット製法による眼内レンズに比べ、製品の質が悪く、視力に影響がある。

     キャストモールディング製法による疎水性アクリルレンズの一部には眼内レンズが混濁するものがある。

 

以上、2点に関しては、週刊誌に述べられた先生は、科学的な根拠を発表されておりません。一方、当院では、実際にキャストモールディング製法とレースカット製法の眼内レンズを比較し、その材質およびそれらのレンズを挿入した目の視機能に全く差が無い事を科学的に確認しております。

 

さらに、キャストモールディングス製法の一部の眼内レンズに表面の散乱光が増えるということも言われていますが、そのような眼内レンズにおきましても視機能には大きな影響は与えないということを立証しております。

 

以上、当院ではキャストモールディング製法あるいはレースカット製法による眼内レンズに差がないことを、科学的に立証しております。そこで、当院におきましては、両製法の眼内レンズを併用しておりますが、全く問題ございませんので、週刊誌の誤った報道に惑わされない様によろしくお願い申し上げます。

 

なお、以下に上記を立証した論文を掲載しておりますので、必要な方には別冊をお渡しいたします。ご必要であれば、ご請求ください。

 l  AJO 2012240-251Long-Term Effect of Surface Light Scattering and Glistenings of Intraocular Lenses on Visual Function

l  EYE 200835-41Comparison of posterior capsule opacification between fellow eyes with two types of acrylic intraocular Lens 

林眼科病院

院長 林 研

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